こんにちは。吉田智哉です。
今回も初めてリーダーになる方へ向けた内容です。
前回まではコチラ。
- 最短で成果を出すリーダーになる方法①「マインドを学ぶ(前編)」
- 最短で成果を出すリーダーになる方法②「マインドを学ぶ(後編)」
- 最短で成果を出すリーダーになる方法③「部下との関わり方(前編)」
- 最短で成果を出すリーダーになる方法④「部下との関わり方(後編)」
- 最短で成果を出すリーダーになる方法⑤「上司との接し方(前編)」
既にメンバーを持って活動しているんだけれども、なかなか上手くいかない。苦労されている方。
または将来的にリーダーになりたい。そんな方にも役立つような内容になっているのではないかなと思いますので、楽しんでいただけたら幸いです。
リーダーのマインドを知る
ビジョンリードと目標達成は車の両輪である
マインドの3つ目は「ビジョンリードと目標達成は車の両輪である」と考えてメンバーと関わっていってください。
まずビジョンリード。
リーダーは多くの予算だったりとか数値目標を与えられます。この無機質な数値に意味をつける・色をつける。これもリーダーの役割です。
会社から与えられた目標に対して定量的なもの。これは数字・そして定性的なものもあると思います。
定性的なものというのは、ミッションとかビジョンとかバリューですね。
こういったものと数値を紐づけるのは会社の仕事でもありますが、リーダーであるあなたの仕事でもあります。
もちろんこの数値をやる必要はある。
そしてこの数値をやることによって会社はこんな社会的価値を生み出すことができる。
あなたの人生もこういう風に変わっていくことができる。顧客に対してこういうようなインパクトを与えることができる。
こういった紐付けをやっていってください。ここを結びつけられる組織やチームというのは、非常に結束が強いです。
リーダーの最低なアプローチ
やってはいけないのは、高い目標きたよねと「これは上が言っているだけで無茶だと思うんだよね」と言う。
部下の方に一見同調しているんですが、これは最低なアプローチです。部下は苦笑いしているかもしれませんが引いていますよ。そしてリーダーであるあなたは信頼を失っています。
数値と会社のミッション・ビジョンを紐づける役割を担ってください。
そして両軸と言いましたが目標達成ですね。短期的な数値や長期的な数値目標・結果は出し続ける必要があります。
「ビジョンと数値どっちが大切なんですか」ってもしかしたら聞かれるメンバーから聞かれることもあるかもしれません。結論から言うと、両方大事だし、これは両立することができます。
それを導いていくのがリーダーです。
あなたは見られています。
ミッションだけ語っていたら、良い人・夢を語る人。しかし数値は出していない。
数字だけ語っていると無機質な人。人がついてこないかもしれない。
これを結びつけて腹落ちする形でメンバーたちに落とし込んで一緒にチームとして戦っていく。それがあなたに求められていますので、ミッション・ビジョンリードと数値目標達成は車の両軸。
両方なければ車は走ることはできません。これの例えと一緒で、あなたはリーダーとして両方を理想に向けて近づけていくんだという風に思っておいてください。
メンバーとのコミュニケーションも大切な仕事である
そしてリーダーに大切なマインドの4つ目は、「メンバーとのコミュニケーションも大切な仕事である」ということです。
業績を出し続けることがリーダーの至上命題だと伝えましたが、そのためにはメンバー間ですね。メンバー間の関係性の質、ひいてはコミュニケーションの質が業績にダイレクトに影響してきます。これは言わずもがな体感されているんじゃないかなという風に思います。
という意味で言うとあなたにはその潤滑剤になることも求められています。
特に有事の時ですね。トラブルが起きている時ですね。もちろん業績達成した時にご飯連れて行くとか、みんなでお祝いするとかというのは比較的簡単ですよ。
承認するとかね。気持ちいいし、部下も喜んでくれるから。
ですが、部下同士がトラブっているとか、人間関係が悪化しているっていう時に、間に立って取り持つというのもリーダーの大切な仕事です。逃げちゃダメです。関与することが求められます。
私は数字目標を追っているし、ビジョンリードをしているから人間関係までは入れない。それは間違った考えだと思いますね。当事者同士だったらなかなか解決まで向かっていかないんですよ。それが結果的に数値だったりとかチームの雰囲気を圧倒的に悪くしてしまって、第三者として見ていた人たちもこのチームとかメンバー、ひいてはリーダーに愛想を尽かしてしまうという組織を何度も見てきました。
そういう意味で言うとあなたは、潤滑剤として当事者の話をそれぞれ聞く。万能薬はないんです。相手の立場に立てたら良い方向に向かっていくことが多いですから、ここは時間がかかるところかもしれませんが、逃げずに立ち向かうという風に勇気を持って決めて、潤滑剤として役割を果たしていってください。
チームのカルチャーを作るのもリーダーのあなたの仕事である
最後リーダーとして持っておきたいマインドの5つ目は、「チームのカルチャーを作るのもリーダーのあなたの仕事である」ということです。
おそらく、新チーム立ち上げじゃない限りは、新任でリーダーになった以上、前任者がいるんじゃないかなと思います。もし優秀な前任者であれば、どうしても比べちゃうかもしれません。部下はおそらく比べるでしょうね。
なんですが、比べる必要はないんです。
あなたらしさでチーム作りをぜひ行っていってください。
ルールを作ってもいいし、規律を作っていてもいいと思います。そのチームにあふれる文化やカルチャー・規律というのは成果を上げるためには、とても大切な構成要素です。コミュニケーションコストもそうですし、実際にお金としてかかるコストを下げてくれる。そんなようなものが文化や規律にはあります。1から説明する手間を省いてくれるかもしれません。
おそらく新しくリーダーになったあなたは、こんなチームを作りたいという風にやる気に燃えているかもしれませんが、押し付けてはダメですね。
まず関係性を保っていっていただいた上で
「こんなチームを作っていきたいんだけども意見をくれるか?」
「一緒に作っていこう」
という形でルールだったりとか規律・雰囲気、ひいては文化を作っていく。それもリーダーに求められる大切な仕事ですから、ぜひやってみてください。
ということで5つお伝えしました。
スキルを学ぶ前に考え方ということで、まずマインドをお伝えしていきましたが、シリーズ編となっていますので、ぜひチャンネル登録いただいてこの後の続編も楽しみにして聞いてください。
参考になれば嬉しいです。ありがとうございました。
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